体にいいごはんを食べたい。野菜を摂ったほうがいいとわかっている。
でも、できない。
頭では十分にわかっているけれども、めんどくさかったりやる気が出なかったり。
そして前と変わらない。
やらなくちゃいけないって、わかっているのに・・・。
なぜ、よい食事をしたほうがいいとわかっているにできないのでしょうか?
この口癖が行動を止める
最大の原因は「~しなくちゃ」が口癖になっているからと考えます。
「よいごはんを食べなくちゃ。」
「野菜を買ってこなくちゃ。」
このように思ったり、言葉にしていませんか?
これがあなたのめんどくさい気持ちを増幅させている原因です。
なぜなら「~しなくちゃ」には「誰かにやらされている」という暗示が含まれているから。
つまり「やりたくないことを、無理やりやらせようとしている」行動です。
だれだって強制されたら、やりたくなくなりますよね。
小学生が宿題やろうと思ったのに、親から「宿題やりなさいよ!」と言われると途端にやるくなくなるやつです。
同じように「お料理しなくちゃ」と言うたびに、ジブンで自分にやりたくない行動を強いている、ということになります。
なぜ「~しなくちゃ」が行動を止めるのか?
「~しなくちゃ」は強制なので、自分でコントロールしている感覚が徐々になくなっていきます。
自分の意志ではなく、他から支配されている感覚に支配されていきます。
その結果、自由を失い自発的なやる気がなくなります。そして「やってもしょうがない、めんどくさい」と無気力になっていくのです。
これは私も経験しました。
1日中「あれもやらなくちゃ」「これもまだやっていないじゃない?」と自分に言っていました。
やるべきことをやるのは当然なのに、やっていないわけですから「~しなくちゃ」は普通の事と考えていたのです。
ところがどんなに自分にはっぱをかけても、「やるべきこと」を全く行動に移せない。
まだ強制力が足りないのかと思い、もっと強く言うようになったのです。それでも先延ばしは変わらず。
そして出てきた言葉は「強制しないでよ!」
強制されるとコントロール感を失うので、破壊的なストレスがたまり無気力になります。
いろいろなことがめんどくさくなり、ものすごく疲れやすくなります。
対策はシンプル
対策はごくごくシンプル。
「~しなきゃ」と思ったら「~しよう。」と言い換えるだけ。
「~しよう」は自発的な意味合いがあります。自分の意志でやる、ということ。
「やらなくちゃ」と反対の言葉であり、やる気を引き出す言葉です。
すぐに行動が変わるとは言いませんが、あなたを縛っていた鎖が徐々にゆるんでいくにつれて気持ちが変化します。そして行動も徐々に変わっていきます。まずは3週間、意識して取り組んでもませんか?
最後に
今は情報化社会なので「やり方がわからない」はほぼないでしょう。
簡単なレシピや始め方ガイドなど、調べたらすぐにわかります。
あとは気持ち。やる気。
お料理しようと思ってもめんどくさくて動けなかったら「~しなきゃ」が口癖になっていないか、チェックしてください。
他にも気持ちの持っていき方があるので、別の機会にご紹介します。