前回、気づきました。
「これさえあれば」という魔法のスイッチなどないこと。
そして、私たちはもう十分に「部品」を持っていること。

ではなぜ動けないのか?
ここは行動の世界。
実際に動かないと変化を起こせません。

そこで、動きたいのに動けない理由をこう考えました。
磨いた身体、学んだ知識、意思がそれぞれ勝手な方向を向いているからではないか、と。
それぞれの力が分散されていて、エネルギーが漏れているのではないかしら、と。

自分を構成する3つの要素を、こう定義し直しました。

  1. 意思・あり方(コア): 行き先を決める「ドライバー」
  2. 思考・感情(ソフト): 熱を生み出す「エンジン」
  3. 身体(ハード): 現実を移動する「車体」

動けない時、私たちの内側はエンスト状態。
ドライバー(意思)は「右に行け」と言う。
でも、エンジン(感情)は「怖い、嫌だ」と回転を拒否。
車体(身体)は重く錆びついている。
これでは、どんな車でも発進なんてできません。

無理やり動かすと余計に抵抗されるので、することは「一致」です。
それぞれがお互いをサポートできるよう、納得させる感じでしょうか。

そのために「3つの点検項目」を挙げてみました。
自分自身との対話ですが、質問することで心身の声が浮かび上がってきます。

1. 身体への問い(ハードの点検)

「頭で考えた『正しさ』に対して、身体は重くなっていないか?」
身体は、思考よりも正直なセンサーです。
「これはやるべきことだ(正解)」と頭で納得させても身体が鉛のように重いなら、それは私にとって真実ではない。
身体が「YES」と言う時、そこに重力は感じません。

2. 思考・感情への問い(ソフトの点検)

「湧き上がる感情を、理屈でねじ伏せていないか?」
「怖がってはいけない」「感謝しなければならない」。
そうやって感情を論理で制圧すると、エンジンは停止します。
「怖いんだね」「やりたくないんだね」と一度認めてあげる。
感情は認められると初めて味方になり、推進力(ガソリン)に変わります。

3. 意思への問い(コアの点検)

「それは『やるべきこと』か、それとも『魂が震えること』か?」
誰かの正解、世間の常識。それを「自分の意思」だと勘違いしていないか。
とても難しい質問です。はっきりとわからないことも多い。
だからこそ、あえて自分の本心を問うてみるのです。
「それをあなたは望んでいるの?」と。

この3つのベクトルが揃うと、すっと一歩進める。
個々の部品の問題でなく、方向性の問題。

自分を整えることを意識していますが、整えるとは静かな状態ではなく心地よく疾走できる状態を作ること。
自分の「納得」をナビにして運転席に座る。
もうその準備はできているのだから。